さてIKCOCも後半戦となりました。
さすがに疲れがたまってきていますが、化学合宿を楽しみきりたいと思います。
では
Qi-Lin Zhou先生
Qi-Lin Zhou先生は初日に講演を聴いたKlaus Müllen先生の元でも研究されていたそうです。
Zhou先生の主たる研究はスピロ型配位子です。
これまで数多くのスピロ型キラル配位子を開発し、それを用いた反応開発をしてきました。
学ぶの調査によると、スピロ型キラル配位子はVladimir B. Birmanによって最初SPINOLが報告されました。
このときまだ、SPINOLという名前はついていませんでした。
その後、Zhou先生はシンコニジンとのジアステレオマー塩へと導くことで簡便に光学分割できることを見出し、これにSPINOLここからZhou先生のスピロ型配位子の研究がスタートしました。
その論文はこちら
Qi-Lin Zhou先生が最初にスピロ型配位子に関わった論文#学ぶのブログ紹介用https://t.co/dagzmv0CCk
— 有機化学を学ぶ人 (@yuukiwomanabu) 2018年11月15日
その後初めてスピロ型配位子を用いて反応開発を行ったのがこちらの論文です。
Qi-Lin Zhou先生の最初のスピロ型配位子を用いた反応開発#学ぶのブログ紹介用
Novel monodentate spiro phosphorus ligands for rhodium-catalyzed hydrogenation reactions – Chemical Communications (RSC Publishing) https://t.co/in6GNcbnTe— 有機化学を学ぶ人 (@yuukiwomanabu) 2018年11月15日
以降数多くの配位子を開発しそれを用いた不斉反応を報告されてきたそうです。
今後も目が離せません!
Michael J. Krische先生
Krische先生は水素移動型炭素炭素結合形成反応とそれを用いた天然物合成で名が知られているかと思います。
ジオールを用いて環構造を構築したり、脱水反応をその後行う戦略を立て、コレステロール骨格を持つ化合物などの生理活性物質にベンゼン環を導入するなどの手法をご紹介されていました。
中でもおぉおおとなった、最近の研究のアレーン折り紙研究をご紹介します。
Krische先生のアレーン折り紙#学ぶのブログ紹介用
Helical Rod-like Phenylene Cages via Ruthenium Catalyzed Diol-Diene Benzannulation: A Cord of Three Strands https://t.co/YV4T0ncmo3— 有機化学を学ぶ人 (@yuukiwomanabu) 2018年11月15日
終わりに
お前今日少なくね!?
というご批判はお受けします笑
ポスターセッションでは挨拶回りをかねていろいろな方の発表を聴かせて頂きました。
とある先生に挨拶行こうと思ったらそこのポスターには誰もおr(おっとそろそろ・・・)
明日はニコラウ先生の講演を聴けます!
最終日も駆け抜けます!!
カテゴリー:雑話