<書評>1000本ノックスペクトル編

みなさん、こちらではお久しぶりです。まなぶです。
さて、やのちんこと矢野将文先生の1000本ノックスペクトル編が出ましたね。
ツイートでも宣伝させてもらったように今回の本、「いい〜んです!」
(やのちん先生、阪神ファンなのに巨人ネタでごめんなさい笑)

ということでこちらに書評を残します。

長所

  • 1H NMRや13C NMRなど各スペクトル分析毎に分かれている
  • 各スペクトル毎に問題が豊富で苦手なスペクトル分析がすぐにわかるのと、それの鍛錬が可能
  • 初学者には良いので研究室に1冊置いておくと不安な人にこれやるといいよ、ができる

短所

  • 短所とは言えないが、できない人、不安な人向けではあるのでもともとできる人には適さないかもしれない
  • 高度なスペクトルを読むことまでは想定していないので、非常に複雑なところについては実践が試されるかもしれない

まなぶのオススメ度

初学者へのオススメ度
★★★★★

だれにでもオススメ度
★★★☆☆

専門家へのオススメ度
★☆☆☆☆

研究室入りたての人って大体実験の手技や理論を学ぶのに、意外とスペクトルの読み方についてしっかりと教わらなかったりしませんか?
そしてそういった部分が先輩後輩間、学生教員間での意識や理解の差を生んだりしているのかと思います。
まずこの本を手に取って、もしくはこの本を研究室に置いておいて、それを埋めてみるというのは良い方法と思いますので、ここに共有しておきます。

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